一之宮・貫前神社にて

   Itinomiya-Nukisaki-Jinjya

安閑天皇元年( 535)の創建という古社で、延喜式内に名神大社としてに列しています。上野国一の宮として栄え、中世には武神とされて諸将の崇敬を集めました。華麗な彫刻と朱塗りを施した社殿は、鳥居より低く位置する独特な構えをしています。
所在地:群馬県富岡市一ノ宮1535

楼門・拝殿・本殿は、寛永12年(1635)徳川家光の再建で、元禄11年(1698)には綱吉による修築が行われています。老樹に覆われた社殿のうち、家光が再建した部分は重文となっており、本殿は桁梁三×三間の入母屋造、桧皮葺、三間の向拝が付いています。その内部は二層になって、二階に神座を置くという変わった造りになっています。付近には、貫前神社の前身とされる「咲前神社」、同様延喜式内社の「宇芸神社」があります。

御朱印